SAKURA seleft EHIME TOON

とうおん育ち 米の道
PRODUCER DATA
04

アグリすのうち

有言実行で次世代へつなぐ
米づくりの仕事人集団

則之内地区は井内地区、河之内地区と併せて「三内」と呼ばれる東温市の米どころの一つ。2008年、東温市で初めの農業法人としてスタートした「アグリすのうち」。平野から山村の間に位置する則之内地区では、1991年に農業農村整備事業を利用した基盤整備を進めるにあたり地区の17戸の農家で機械利用組合を作りました。「この組織が前身となり、その後、地域の未来を集落の農家で毎週議論を重ね、次世代へバトンタッチしていくためにはきちんとした農業組織を作り法人化した方が良いのではないかという方向で進みました」と、代表の大野桂さん。2008年に法人化、交付金で機械を購入したり、倉庫は地区の農協の建物を購入することができました。重労働な畦の草刈り、田植えや稲刈りなど大型機械を使う作業は役員が手分けをして行い、忙しい時期は集落の女性も含め約13名が作業を行っています。「三内の棚田の米がうまい!といつまでも言ってもらえるように減農薬栽培を行った独自ブランド“さくら元気米”を販売。農協を通さず年間10トン以上、自主販売をしています」。集落合意の苦労を重ねながらも地域の誇りを守り、これからの就農者へ夢を与える取り組みを続けていきます。

アグリすのうち

〒791-0311 愛媛県東温市則之内甲878-1
TEL.089-966-2085

主要作物
米(コシヒカリ、あきたこまち、ヒノヒカリ)
  • 「さくら元気米」は直販のほか卸売業者への販売、デイケア施設や食堂などへ販売をしている